事業報告書

  1. 実施事業等
    1. 助成金事業
      (1)災害の防止並びに軽減に関する研究の助成
      ①若手研究者への研究助成
      当法人が開設するホームページに掲載し、国内外に公募したところ9名から応募(6,130千円)があり、業務運営委員会において審査した結果、5名に対して研究の助成を行うことを決定し、総額2,000千円の助成金を交付した。助成対象者等詳細は下表のとおりである。
      氏名 所属等 研究課題 助成額
      川崎 佑磨 立命館大学理工学部・助教 鋼板接着工法で耐震補強されたコンクリート部材の剥離箇所の検出および耐震性能への影響に関する基礎的研究 400,000円
      橋本 雅和 京都大学防災研究所・特任助教 発展途上国の都市部における洪水氾濫モデルを用いた健康リスク評価手法の確立 350,000円
      澤村 康生 京都大学大学院工学研究科・助教 東日本大震災におけるヒンジ式アーチカルバートの被災メカニズムの解明 500,000円
      正岡 直也 京都大学大学院農学研究科・研究員 火山地域での表面流発生機構を解明する新たな実験装置ならびに手法の開発 400,000円
      阿部 孝章 国立研究開発法人 土木研究所 寒地土木研究所・寒地水圏研究グループ 研究員 結氷時河川津波に対する治水施設の耐衝撃性照査手法の確立に関する研究 350,000円
      5名 5件 2,000,000円
      ②研究発表会等共催(後援)の助成
      当法人が開設するホームページに掲載し、国内外に公募したところ8件の応募(3,780千円)があり、業務運営委員会において審査した結果、6件に対して助成することを決定し、総額2,000千円の助成金を交付した。助成対象等詳細は下表のとおりである。
      名称 開催日 申請者 助成額
      第20回水シンポジウム2015 in ふくい 8/27~8/28 水シンポジウム in ふくい 実行委員会 企画部会長 立川 康人 300,000円
      第8回日本-台湾共同防災科学セミナー 12/7~12/9 京都大学防災研究所流域災害研究センター 教授 中川 一 300,000円
      第15回国際地盤工学会アジア地域会議:The 15th Asian Regional Conference on Soil Mechanics and Geotechnical Engineering 11/9~11/13 熊本大学大学院自然科学研究科 教授 大谷 順 300,000円
      日本自然災害学会 2015年度 第34回学術講演会及びオープンフォーラム 9/23~9/25 山口大学農学部 教授 山本 晴彦 300,000円
      第8回礫床河川に関する国際会議 (The 8th international Gravel Bed River workshop) 9/14~9/18 京都大学防災研究所 教授 藤田 正治 400,000円
      平成27年度京都大学防災研究所研究発表講演会 2016/2/23~
      2016/2/24
      京都大学防災研究所 所長 寶 馨 400,000円
      6件 2,000,000円
      なお、これら①及び②の事業に要する資金を調達するため、防災調査研究助成基金のうち3,000千円を取り崩した。
      ③奨学寄附
      災害の防止・軽減に関して、自由な発想の下に独創的な研究を行っている国立大学法人等に対する助成として、平成27年度は新潟大学に1,500千円の奨学寄附を行った。
    2. 知識普及事業
      (1)災害の防止並びに軽減に関する知識の普及
      ①研究報告の作成
      研究論文(報告課題数33件)を取りまとめ、「研究報告第38号」(別冊)を作成した。
      ②ホームページによる公表
      上記の「研究報告第38号」に収録した33編の研究論文を、当法人が開設するホームページに掲載し、広く内外に公開した。
      (2)研究報告に係る原稿執筆等謝金の支給
      「研究報告第38号」及び「研究報告第39号」の作成及び公表のため、原稿執筆等謝金として11件1,036千円を支給した。
    3. 自主研究事業
      (1)災害の防止並びに軽減に関する自主研究(課題研究等)の実施
      下表のとおり、合計11件、研究受託に基づかない自主研究を実施した。
      研究分担課題 担当者
      土石流災害の防止軽減に関する研究 水山高久
      深層崩壊発生危険度予測手法の開発 佐々恭二
      岡山県南部地域の重力基盤構造と地震動特性 赤松純平
      地すべり発生機構と移動機構の解明 末峯 章
      気象災害に関する研究 林 泰一
      気象災害要因の観測的及びモデリング研究 石川裕彦
      越流による河川堤防の決壊に関する研究 中川 一
      金属屋根葺き材の耐風疲労設計 西村宏昭
      地下地質体の高精度評価 山田泰広
      防災科学技術情報基盤の教育活用の研究 亀田弘行
      土砂災害の機構と対策に関する研究 江頭進治
  2. その他事業
    1. 受託研究事業
      (1)災害の防止並びに軽減に関する調査及び研究
      下表のとおり、合計48件、102,752,368円の研究受託を受け、調査及び研究を実施した。
      調査研究事項 担当者
      (平成26年度から継続研究の分)
      地盤環境の保全に関する研究 嘉門雅史
      軟弱地盤の改良に関する研究(その7) 嘉門雅史
      有効応力変動圧密試験の数値解析 張 鋒
      チェーンを補強材に用いた補強土壁工法の耐震性に関する研究(その2) 木村 亮
      平成27年度鉄道無筋橋脚の耐震安全性評価に関する研究 古川愛子
      地すべり水脈の把握 末峯 章
      モジュラーチ工法の適用性に関する研究(その9) 木村 亮
      各種超音波法を用いたPCグラウト不良検出手法の開発 塩谷智基
      IHI低周波震源装置を用いた海底資源探査についての調査研究 三ヶ田 均
      バーティカルケーブル方式(VCS)など反射法地震探査データに対するEOMやFWI適用によるデータ処理法高度化の研究 三ヶ田 均
      地盤改良を併用した杭基礎の耐震補強に関する研究 木村 亮
      地すべり危険度予測技術の研究 佐々恭二
      地熱井、配管中のスケール成長予測シミュレーションの研究 三ヶ田 均
      (平成27年度新規受託による調査研究)
      地震時の地盤・構造物系の大変形解析へのFLIP適用検討調査 上田恭平
      樹木を保全した自然斜面の安定化工法に関する研究 楠見晴重
      駅部杭沈下検討補助 木村 亮
      平成27年度突風・強風による鉄道車両の安全性評価に関する研究 白土博通
      低ランク下水道異状に起因する管周辺の空洞・ゆるみ等の発達特性の検証 木元小百合
      デジタルオイルを用いたEOR法の基礎研究 村田澄彦
      液状化解析プログラムLIQCAによる液状化対策効果に関する研究 岡 二三生
      液状化解析のパラメータ設定の精度向上方法の検討 一井康二
      ASR劣化構造物の健全性評価技術に関する研究 塩谷智基
      交通インフラでの振動環境、およびオフィス・工場での振動環境に関する調査 塩谷智基
      中小水力発電事業に関する基礎的な検討 井上素行
      補強土擁壁の健全度判定手法に関する研究 木村 亮
      3ヒンジアーチカルバートの縦断方向の耐震性能評価手法に関する研究 木村 亮
      SOMを活用した斜面地盤経時変化の把握に関する研究 楠見晴重
      鋼製砂防構造物-流木捕捉工-の開発に関する研究(平成27年度) 水山高久
      砂防堰堤の設計施工の合理化に関する研究 水山高久
      京都駅ビルの持続的発展に関する課題についての予備検討 田中哮義
      ①補強鋼板剥離検出に向けた適用技術開発 ②MEMS広帯域AEセンサの実構造物適用開発 塩谷智基
      グラベルドレーンを設置した飽和砂地盤の間隙水圧の上昇および消散に関する研究 肥後陽介
      膨張材を併用した軽量コンクリート床板の健全性評価に関する研究 塩谷智基
      富山県南西部の地下水の水理調査・解析 上田 晃
      地層流体の炭素同位体分析および流体起源の検討 上田 晃
      ガラス製遮音壁のひび割れ損傷試験 その1.予備試験 丸山 敬
      ガラス製遮音壁のひび割れ損傷試験 その2.本試験 丸山 敬
      フッカイン橋(ベトナム南北高速道路建設工事パッケージJ3)の耐風性に関する検討 白土博通
      インドネシアにおけるCCS技術の適用性調査 松岡俊文
      来間島リゾートプロジェクト(仮称) 丸山 敬
      FLIPプログラムの粘性土および杭基礎への適用検討調査 井合 進
      固有異方性を有する地盤に対するFLIPプログラムの適用性検討 上田恭平
      移動床模型実験結果の評価に関する研究 中川 一
      中小水力発電の事業化に関する基礎的な検討 井上素行
      降雨特性と斜面安定度の検討 藤本将光
      GIMS-K利用の高度化検討のうち、GPRデータの空洞検出の自動化検討 松岡俊文
      バタフライウェブ構造を採用した並列橋の耐風性に関する検討 八木知己
      GIMS-K利用の高度化検討のうち、GPRデータ空洞自動検出プログラムの検討 松岡俊文
      (2)災害の防止並びに軽減に関する研究の助成並びに災害の防止並びに軽減に関する知識の普及に係る事業に対する支援
      ①奨学寄附
      災害の防止並びに軽減に関する研究助成の一環として、下表のとおり奨学寄附を行った。
      寄附先 件数 金額
      国立大学法人京都大学 8 19,841,000
      摂南大学 1 800,000
      国立研究開発法人土木研究所 1 300,000
      国立研究開発法人産業技術総合研究所 1 900,000
      国立大学法人鳥取大学 1 1,000,000
      立命館大学 2 1,350,000
      国立大学法人富山大学 1 1,222,677
      国立大学法人広島大学 1 1,500,000
      16 26,913,677
      ②物品寄附
      調査研究に必要な物品の一部として、内部侵食・空洞化実験装置一式2,700千円を京都大学へ寄附した。
      ③知識普及事業の強化
      「研究報告第38号」及び「研究報告第39号」の原稿執筆等謝金を支給するために必要な資金1,036千円を、知識普及事業へ繰り入れた。
  3. 総務事項等 平成28年3月31日現在
    1. 会議等の開催
      (1)評議員会
      平成27年6月17日(水) 開催
      (2)理事会
      平成27年5月29日(金) 開催
      平成27年6月17日(水) 開催
      平成28年3月18日(金) 開催
      (3)委員会
      ①業務運営委員会(奇数月の第2金曜日)年6回開催
    2. 評議員・役員等
      (1)評議員[5名]
      評議員会会長 渡邊英一
      評議員 澤 孝平
      陳 活雄
      中村嘉次
      水原邦夫
      (2)役員[理事5名、監事2名]
      理事長 嘉門雅史
      総務理事 水山高久
      会計理事 中川 一
      理事 池淵周一
      石原和弘
      監事 田中寅夫
      井尻恒博
      (3)研究員
      常勤研究員 1名 非常勤研究員 159名